加水分解ホエイプロテイン(WPH)は吸収が早くタンパク質も多い!

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東京都中央区出身。慶應義塾大学商学部を卒業後、外資系ソフトウェアベンダーに5年間働いた後、筋トレが好きすぎてパーソナルトレーナーとして独立。 婚約を機に、平日は普通のサラリーマンをしながら、土日に趣味でパーソナルトレーナーをしている。




アクセスありがとうございます!

本日はプロテインの1種である「加水分解ホエイプロテイン」をテーマにお話していきます。

その前に、プロテインを原料によって分類すると

  • ホエイプロテイン
  • カゼインプロテイン
  • ソイプロテイン

に分けることができます。

Yoshio
ホエイプロテインはその吸収スピードの速さや入手しやすさから、「プロテインの王様(King of Protein)」とも呼ばれています。

そして、ホエイプロテインにはいくつかの製造方法があり、今回はその中の1つであるWPHによって作られたプロテインの特徴やメリットを解説していきます。

加水分解ホエイプロテイン

WPHは「Whey Protein Hydrolyzed」の略で、加水分解という技術によって抽出されたタンパク質によって作られているホエイプロテインを言います。

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プロテインは製造方法によってメリット・デメリットが変わってしまうので、ご自身の目的に合った製法のプロテインを選んでいきましょう。
その他のプロテイン製法とは?

加水分解とは?

WPH(Whey Protein Hydrolyzed)製法を一言で表現するとすれば、「高品質かつ高価格なホエイプロテイン」と言えます。

WPH (Whey Protein Hydrolyzed)によるホエイプロテインが市場で販売され始めたのは2000年初頭のこと。

当時はまだ「WPH?なにそれ?」というような状態で、メリットどころか存在すら認識されていませんでした。

中には、値段が高いだけでパフォーマンスに与える影響はないんじゃないのかと疑う人さえいたのです。

WPH (Whey Protein Hydrolyzed)が世に出てきてから既に15年ほどが経過し、研究技術もさらなる進化を遂げている現在でも、まだまだ知名度が高いプロテインとは言えません。

そこで本日は、そんなWPH (Whey Protein Hydrolyzed)の特徴やメリット・デメリットについて知っていただきます。

タンパク質を加水分解

従来からあった製法であるWPC (Whey Protein Concentrate)や WPI (Whey Protein Isolate)で作られたホエイプロテインの場合、原料となる牛乳からタンパク質を抽出しています。

WPH (Whey Protein Hydrolyzed)も牛乳からタンパク質を取り出すところは同じですが、抽出されたタンパク質に加水分解プロセスを追加する点が違います。

加水分解って何?

WPH (Whey Protein Hydrolyzed)における加水分解とは、タンパク質を分解する働きがある酵素を加えたり、タンパク質と酸を一緒に混ぜて熱を加える方法をいいます。

 

加水分解が加わることで、一度取り出されたタンパク質の分子がさらに細かくなり、体内で吸収されるまでの時間が短くなります。

タンパク質はアミノ酸の集合体

タンパク質とはアミノ酸分子が何個も結合している化合物です。

そのままのサイズでは大きすぎるので吸収されず、小さなアミノ酸分子に分解していく必要があります。

この分解が体内で行われている間は吸収されないので、肉類や乳製品などは消化に時間がかかってしまうのです。

つまり、事前にタンパク質をアミノ酸サイズまで分解してくれているので、飲んでから吸収されるまでの時間が短くなったホエイプロテインということなのです。

 

WPHホエイプロテインのメリット

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続いて、WPH製法によるホエイプロテインの特徴をみていきます。

メリットもありますが、同時にデメリットもありますので、皆さまご自身のトレーニング目標に合わせた利用計画を考えましょう。

メリット① インスリン分泌量の増加

WPH (Whey Protein Hydrolyzed)のメリットの1つに「インスリン分泌量の増加」があります。

実験用ラットで行われた研究によると、トレーニング後にWPI (Whey Protein Isolate)を摂取した場合と比較して、WPH (Whey Protein Hydrolyzed)を摂取したほうが高いインスリン反応が出たそうです。

In summary, our rodent feeding model uniquely found that the WPH-based supplement elicited greater transient leucine with a subsequent increased insulin response relative to the WPI.

Source : Postprandial leucine and insulin response…

 

インスリンとはすい臓から分泌されるホルモンの1種で、主に以下3つの作用をもっています。

  1. 血糖値を下げる。
  2. 体脂肪を蓄積させる(太る)。
  3. 筋肉を大きくする(筋肥大)。

 

これら3つの働きのうち、「1. 血糖値を下げる」については糖尿病に関連して登場することが多いので、すでにご存じの人も多いと思います。

糖尿病はインスリンがすい臓から分泌されなくなってしまう病気で、血糖値が常に上がってしまうことで様々な合併症を引き起こしてしまうのです。

しかしながら、「1. 血糖値を下げる」以外の「2. 体脂肪の蓄積」と「3. 筋肥大の促進」にもインスリンが貢献していることは、残念ながらあまり知られていません。

筋肉が大きくなるためには、摂取されたタンパク質がアミノ酸に分解され、血流にのって筋肉に運ばれていく必要があります。

インスリンは、タンパク質を全身の細胞に運ぶために必要なので、インスリンが増えることが筋肥大の促進につながるのです。

同時に体脂肪も運ばれて蓄積されていきますから、太ってしまうというデメリットもあることに留意しましょう。

 

メリット② トレーニング後の回復促進

前述したWPH (Whey Protein Hydrolyzed)による高インスリン反応以外にもメリットはあります。

それが「回復スピードの促進」です。

2010年に発表された論文によりますと、「WPH (Whey Protein Hydrolyzed)にはトレーニングで破壊された筋線維(筋繊維)の回復スピードを促進する作用がある」そうです。

There is evidence that protein hydrolysates can speed tissue repair following damage and may therefore be useful for accelerating recovery from exercise induced muscle damage.

Source : Supplementation with a whey protein hydrolysate enhances reco…

 

WPHホエイプロテインのデメリット

料金が高くなる

WPH(Whey Protein Hydrolyzed)は従来方式よりも製造プロセスが多いわけですから、当然ながらコストも高くなってしまいます。

増えたコストは価格に上乗せされるわけですから、WPC (Whey Protein Concentrate)や WPI (Whey Protein Isolate)よりも価格が高くなることは避けられません。

なのでどうしても、トレーニングを始めたばかりの初心者の皆さまに敬遠されがちなプロテインでもあります。

 

ラインナップが少なく希少性が高い

WPH(Whey Protein Hydrolyzed)製法はもっとも新しいホエイプロテインの作り方です。

そのため、まだまだこの製法によって作られているプロテイン商品は多くはありません。

また、前述しているように価格が高いので一般消費者になかなか広まらず、販売事業者としても積極的な商品開発に投資しづらいというのが現実なのかもしれません。

つまり、ただでさえ製造コストが価格に転嫁されて値段が上がっているにもかかわらず、市場に出ている種類が少ないということがあいまって、さらに料金が上がりやすい状態なのです。

 

おすすめWPHプロテイン

さてさて、ここまででWPH(Whey Protein Hydrolyzed)を使ってみたいと思われた皆さまのために、僕が個人的におすすめするWPHプロテインをご紹介します。

プラチナム・ハイドロホエイ(Optimum Nutrition)

Optimum Nutrition, プラチナムハイドロホエイ、 チョコレートピーナッツバター、 1.59 kg (3.5 lb)

もっともおすすめなのが、Optimum Nutritionが販売している『プラチナム・ハイドロホエイ』です。

味の種類がとっても豊富で、チョコ系だけでなくイチゴやバニラもそろっています。

味は7種類

  1. ターボチョコレート(Turbo Chocolate)
  2. チョコレート・ミント(Chocolate Mint)
  3. チョコレート・ピーナッツバナー(Chocolate Peanut Butter)
  4. ベロシティ・バニラ(Velocity Vanilla)
  5. クッキクリーム・オーバードライブ(Cookies&Cream Overdrive)
  6. レッドベルベッドケーキ(Red Velvet Cake)
  7. スーパーチャージド・ストロベリー(Supercharged Strawberry)

個人的には、ターボチョコレート味かピーナッツバター味が美味しかったです。

プロテイン先進国アメリカの商品にしても、全体的に甘さが弱めです。

日本人の舌にもけっこう合うのでおすすめだと思います👅

Yoshio
残念ながらAmazon.jpでは売っていないようなので、欲しい人はiHerbから買ってみてくださいね。

【参考記事】Optimum Nutritionの人気商品を集めてみました!

 

ホエイペプチド・アミノコンプレックス(GOLD’S GYM)

GOLD'S GYM ホエイペプチド アミノコンプレックス

続いておすすめなのがゴールドジムが販売しているWPHプロテイン、『ホエイペプチド・アミノコンプレックス』です。

お値段はけっこうお高いですが、品質も高く吸収スピードにも優れているので、普段のトレーニングで効果が出なくなっている人か、取り入れてみてはいかがでしょうか。

ただ、味のレパートリーがほとんどないので、もし口に合わなかった場合は先にご紹介した『プラチナム・ハイドロホエイ』に変えたほうがいいかもしれませんね。

味は1種類

  1. ヨーグルト風味
Yoshio
ゴールドジムのプロテインはiHerbでは購入できません(2017年11月11日時点)

 

あとがき

いかがでしたでしょうか。

本日はホエイプロテインの最新製法であるWPH(Whey Protein Hydrolyzed)のメリット・デメリットをご紹介しました。

値段が高く玄人向けのプロテインではありますが、実証研究によりパフォーマンスを高める効果が期待できます。

Yoshio
ボディビルダーじゃなくても、普段から本格的なトレーニングを継続的にされている人は、一度くらいお試しいただいても良いのではないでしょうか。







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