肥満や運動遺伝子を調べる検査キットとは?

DNA (デオキシリボ核酸)

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慶應義塾大学商学部卒業。パーソナルトレーナー。東京23区を中心に出張パーソナルトレーニングを提供しています。




(2018年4月28日に更新)

こんにちは。
平日は一般企業でサラリーマンとして働きながら、土日にパーソナルトレーニングを教えている、Yoshioです。

 

知り合い経由で『遺伝子博士』という遺伝子検査キットを入手したので、本日は遺伝子検査についてお話していきます。

Yoshio
最近は、パーソナルトレーニングジムで遺伝子検査をオプションとして提供しているところも多く、だんだんと一般的になってきているようですね。

遺伝子とは?

遺伝子は「人体の設計図」と呼ばれ、僕たちのカラダを形づくっているのは遺伝子があるからこそです。

「人体の設計図」という書き方に批判的な印象を抱かれる方も少なからずいらっしゃいますが、このブログではあくまで、分かりやすさのためにこの表現を使っています。

医学の進歩によって、顔や性格が今の状態であるのも、生まれたあとの後天的な影響はあれど、やはり先天的(遺伝子)の影響もあると考えられています。

とはいえ、医学が急速に進歩していると言っても、まだ遺伝子の全体像は明らかになっておらず、不明確なところが多いのも遺伝子の特徴です。

また最近では、遺伝子によって病気のリスクを調べることで、人それぞれに最適な治療・薬を処方する取り組みもされています。

遺伝子検査のメリット
◆事前にアレルギーを予測できるため、安全な治療につながる。
◆外的要因に対する反応感度がわかるので、効果的な治療につながる。
◆自分自身のカラダが知れる。

 

遺伝子検査(遺伝子診断)とは?

僕の母校である慶應義塾大学医学部の臨床遺伝学センターが提供しているウェブサイトにて、遺伝子検査について以下のように解説されています。

遺伝子検査とは、遺伝子を構成するDNAのアルファベット塩基(化学物質)の順序を調べる検査です。DNAを調べるには、体のどの部分の細胞を使用することもできますが、血液を使用することが一般的です。

引用元:臨床遺伝学センターHP

 

そのままではふわぁ〜っとしか理解できなかったので、「遺伝子を構成するDNAのアルファベット塩基(化学物質)の順序を調べる検査」という部分を、以下のとおり因数分解して考えていきます。

  • 遺伝子を構成するDNA
  • アルファベット塩基(化学物質)の順序

 

遺伝子はDNAで構成されている

まず、「遺伝子を構成するDNA…」という記述から、遺伝子がDNAで構成されていることが読み取れますね。

DNAとは、英語でDeoxyriboNucleic Acidと書き、日本語で「デオキシリボ核酸」といいます。

Yoshio
ここで理解しておくべきことは、遺伝子=DNAではないということ。
「遺伝子」は概念を指す用語で、DNAは物質を指しています。

コンピューターに例えるとしたら、データ(遺伝子)とハードディスク(DNA)という感じでしょう。

4つの塩基の順番で遺伝情報を記録

さて、DNAには遺伝情報が記録されているのですが、コンピューターのように2進数(0と1)で書かれているわけでもなく、ましてや、神様のような存在が羽ペンで書いてたりもしません。

DNA(デオキシリボ核酸)には、4種類の塩基が並んでいます。

  1. A:アデニン
  2. G:グアニン
  3. C:シトシン
  4. T:チミン
塩基にも種類があり、A(アデニン)とG(グアニン)はプリン塩基、C(シトシン)とT(チミン)はピリミジン塩基です。

この塩基たちが数万個と連なっていることにより、僕たちのカラダがどんなデザイン(身長・体重など)になるのかが設計されているのです。

Yoshio
でも、全部DNAで決まってるなら、ボディメイクが成立しなくなります(全て遺伝子に基づくなら、鍛えても変わらないはず)。

顔のカタチといった基本的な部分にはDNAに刻まれた遺伝情報が影響するんだと思いますが、筋肉の大きさなどは後天的にいくらでも変えられると思っています。

どの細胞でも同じ遺伝情報

刑事ドラマの影響からか、僕は「遺伝子検査」と聞くと髪や唾液を採取して分析することを連想します。

でもどうやら、どの細胞を使っても同じようです。

体の全ての細胞は共通の遺伝子の構成を持っています。したがって、体のどの部分の細胞を使用することも可能ですが、血液を使用することが一般的です。

引用元:臨床遺伝学センターHP

 

遺伝子検査の種類

では、遺伝子検査にはどのようなものがあるのでしょうか。

実は遺伝子検査が一般的になったのは、ほんの10年以内のことです。

ヒト1人分のゲノム解読にかかる費用の推移

引用元:National Human Genome Research Institute

1人分のヒトゲノム解析にかかる費用が、2008年頃から一気に安くなっていることがわかりますね。

技術の進歩によって、DNA解析が低コストで実施できるようになったため、僕のような一般人でも遺伝子検査ができるようになったのです。

Yoshio
医療機関で高額な費用をかけるのが当たり前だった遺伝子検査。

医療機関を経由せず、インターネット等で個人が自由に申し込める遺伝子検査を「DTC遺伝子検査」といいます。

DTC = Direct To Consumer
Yoshio
んー。やっぱり遺伝子を理解するって難しいなぁ。

 

遺伝子検査は3種類に分けられます。

これは僕が勝手に言っているわけではなく、日本医学会が2011年2月にまとめた『医療における遺伝学的検査・診断に関するガイドライン』で定義されています。

  1. 病原体遺伝子検査
  2. ヒト体細胞遺伝子検査
  3. ヒト遺伝学的検査

 

①病原体遺伝子検査

病原体遺伝子検査(もしくは病原体核酸検査)は、ヒトの遺伝子を調べる遺伝子検査ではなく、僕らに感染症を引き起こすウイルス、細菌などのDNA・RNAを調べる検査です。

普通はヒトの遺伝子にあるわけない遺伝情報を検出することで、「あ、感染してんやんけ」と感染症を特定する技術です。

Yoshio
病原体遺伝子検査は、僕たちが特定の感染症にかかっていないかを調べる方法ですから、現代医療では欠かせない検査です。

②ヒト体細胞遺伝子検査

ヒト体細胞遺伝子検査は、ガンや白血病治療において用いられている遺伝子検査で、現在の細胞にある遺伝情報を検出する方法です。

例えば、ある細胞の染色体において、本来なら別々であるはずの2つの遺伝子が、なぜか1つになってしまっている場合、これをキメラ遺伝子と呼び、慢性骨髄性白血病であると診断されます。

この白血病では、細胞中の遺伝子が存在する場である染色体に、特別な異常があります。
9番と22番染色体にある、ABL遺伝子とBCR遺伝子が途中で切断されて両者で1つの遺伝子(BCR-ABLキメラ遺伝子、図3)を形成してしまうものです。
そこで、個々の血液細胞にBCR-ABL遺伝子が存在すれば、慢性骨髄性白血病と診断することになります(この異常染色体のことをフィラデルフィア染色体と言います)。

引用元:愛知県がんセンター中央病院

 

③ヒト遺伝学的検査

遺伝情報を子供に引き継ぐ役割をもっている細胞を生殖細胞と呼び、この細胞を調べることで遺伝的な病気にかかっていないかなどを解析する検査です。

論文や資料によっては、「生殖細胞系列遺伝子変異の解析」と表現されたりもしています。

Yoshio
自分の親のどちらかがある遺伝的病気を患っていたとき、自分にもその遺伝子が引き継がれていないか、検査する方法です。

ボディメイク遺伝子を調べるサービス

さて、ここからはボディメイク(カラダづくり)に関係する遺伝情報を調べられる、遺伝子検査サービスをご紹介しましょう。

遺伝子検査はピンキリで、相場もあってないようなものですから、まったく同じ遺伝子検査キットでも、数千円で入手できることもあれば、数万円で販売されているケースもあります。

ここでは、正規の販売店で購入できる、低価格な遺伝子検査サービスをご紹介いたします。

1万円未満で受けられる遺伝子検査サービスを想定しています。

DNA EXERCISE(スポーツ遺伝子)

『DNA EXERCISE』は、運動能力に関係する3つの遺伝子を調べられる遺伝子検査キットです。

DNA EXERCISE
  1. ACTN3
  2. ACE
  3. PPARGC1A







DNA (デオキシリボ核酸)

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