筋肉とは? ~Muscle~

筋肉とは? ~Muscle~

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慶應義塾大学商学部を卒業後、外資系企業に勤務しながらプロボディビルダーに師事し知識と技術を習得。現在は渋谷でサラリーマンをする傍ら、休日にパーソナルトレーニングを指導している。




このページでは「筋肉」に関する一般的な内容から専門知識までを幅広くまとめています。

筋肉の役割

まずは僕たちの身体にどうして筋肉が存在しているのか理解するため、「筋肉の役割」からみていきます。

身体を動かす

第一に、僕たちの全身は筋肉によって動くことができるのです。腕を伸ばしたり、足を曲げたりジャンプしたりと、筋肉によってあらゆる動きが可能になっています。

逆に考えれば、筋肉がなければ僕たちは動くことができません。まるで、小学校の理科準備室においてあるような骸骨の模型のように、全身がぷらぷらしてしまうでしょう。

 

呼吸や内臓を働かせる

たとえ身体をまったく動かしていなくても、人体では筋肉が動いています。

最たる例が心臓。心臓は心筋と呼ばれる筋肉で構成されており、生まれてから死ぬ瞬間まで1度も止まることなく鼓動をうち続けます。

また、呼吸するためには肺を動かさなければなりませんが、肺は自力で動くことができません。その代わり、随意筋の1つである横隔膜が動くことによって肺が動き、呼吸できるのです。

 

姿勢の維持

歩いたり走ったりしていなくても、僕たちの身体は無意識のうちに筋肉で支えられています。

試しに、椅子に座っているときに全身の力を抜いてみてください。一気にだらっとなってしまって座っていられなくなるはずです。

このように、普段はすごく小さな力しか動いていないので気づきにくいですが、身体を動かさなくても筋肉は常に働いてくれているのです。

 

関節が急に動くことを防ぐ

前項の役割の延長となりますが、筋肉には「関節を守る」という役割もあります。

僕たちが身体の力を意識的に抜いた状態で、他人が僕たちの腕を曲げるような急な動きをさせようとしても、筋肉の抵抗を感じて自由にできません。

これは、筋トーヌスと呼ばれる緊張状態のことで、「関節が急に動いて損傷してしまう」リスクを和らげるために備わっている性質です。

 

熱をつくり体温を維持

最後の役割は熱産生と呼ばれる働きです。僕たち人類は恒温動物ですから、常に体温を一定に保っている必要があります。

人間の深部体温は約37℃なのですが、一般的に気温は37℃よりも低いことが大半です。そのため何もしていなくても熱が体外に放出されていきます。

そのまま放置していれば低体温となって死んでしまいますから、僕たちの身体は自ら熱をつくりだす必要があります。

そのための仕組みを熱産生というのですが、全熱産生量のうち約60%が筋肉によって作りだされるのです。

 

内臓を守る

筋肉は内臓を保護する役割もあります。

僕たちの腹部には消化系を担っている内臓群がありますが、腹筋や背筋によってこれらの内臓は同じ場所に存在しつづけることができているのです。

少し過激な表現になりますが、もし腹筋がぱっくりと割れてしまった場合、中から胃袋・腸・腎臓・膀胱などが飛び出してしまうでしょう。

また、内臓機能には正しい順番がありますので、その通りに動いてくれるよう場所も一定でなくてはいけません。激しい運動などをしても内臓が体内を移動してしまわないよう、筋肉が支えてくれているのです。

 

筋肉の種類

僕たちの身体を構成している筋肉は、大きく3種類に分類されます。1種類ずつみていきましょう。

筋肉の種類① – 骨格筋

骨格筋とは、骨格を動かす役割をもっている筋肉の総称です。両端が腱に結合していて、収縮することで関節をひっぱって骨格を動かしています。

筋肉の種類② – 心筋

心筋とはその名のごとく、心臓を構成している筋肉です。

また、骨格筋と同じ横紋筋でありながら、僕たちの意識で動かすことができない不随意筋でもあります。

骨格筋は随意筋です。

 

筋肉の種類③ – 平滑筋(へいかつきん)

平滑筋は、心臓以外の内臓や血管の壁をつくっている筋肉の総称です。

 

筋肉の構造

筋肉を4層に分類して理解する

筋肉を理解するときに、筋原線維(筋原繊維)や筋線維束といった用語をやみくもに覚えようとしても非効率です。

オフィシャルな考え方ではありませんが、僕は理解しやすくするために筋肉を4層に分類しています。

第1層

まずは、筋外膜から筋周膜までを筋肉の第1層と考えます。第1層の構成要素は筋外膜・筋線維束・筋周膜となります。

第2層

続いて、筋肉の第2層は筋周膜から筋内膜までと考えます。第2層を構成する要素は筋周膜・筋線維・筋内膜となります。

第3層

筋内膜から筋形質までを第3層と考えます。第3層の構成要素は筋内膜・筋鞘・筋原線維(筋原繊維)・筋形質となります。

第4層

最後の第4層は筋原線維(筋原繊維)の構造となります。第4層を構成しているのはアクチンフィラメントミオシンフィラメントです。

起始・停止とは? ~Origin & Insertion~

全ての筋肉には「起始および停止」という定義があります。

筋外膜のページでもご説明している通り、筋肉は両端で腱とくっついていて、その腱とくっついている部分を付着部と呼びます。

つまり、筋肉にはそれぞれ2ヶ所以上の付着部があるわけですが、「身体の中心部に向かっている付着部を”起始”」、「中心よりも遠いほうの付着部が”停止”」と定義されています。







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