「サプリメント」は加工食品?定義や意味を勝手に考えてみた

錠剤型サプリメント

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慶應義塾大学商学部卒業。パーソナルトレーナー。東京23区を中心に出張パーソナルトレーニングを提供しています。




(2018年6月21日に更新)

こんにちは、パーソナルトレーナーのYoshioです。
渋谷のITベンチャーで社畜をしながら、パラレルキャリアパーソナルトレーニング(筋トレ・ダイエット・食事と栄養)を指導しています。

 

このブログではいろいろなサプリメントについてお話をしていますが、「そもそもサプリメントって何なの?」という素朴な疑問をもたれている方のために、僕自身の理解をご説明しておきますね。

あくまで、僕個人の独自見解です。

サプリメントの定義って?

そもそも、「サプリメント」という言葉に定義があるのかどうか、Google先生に話しかけながら調べてみました。

結論から申し上げると、「サプリメント」という言葉を明確に規定している法律は存在せず、行政でも定義づけはしていません。

そのため、自分で定義を考えていくしかないというわけですが、ここは僕の個人ブログですから、僕なりのサプリメント定義をお話していきましょう。

Yoshio
あ、もし「サプリメント=◯◯」という定義をしてくれている法律を知っている方がいらっしゃれば、ぜひ教えてください!

「飲食物」という大きな括りに属する概念

前述のように、「サプリメント」という用語を明確に定義づけている法律はないので、まず思考の出発点として、「口に入れるもの(=飲食物)」から考えていきます。

サプリメントと違って、「口に入れるもの(=飲食物)」は、食品衛生法の第4条で「食品」と定義されています。

この法律で食品とは、全ての飲食物をいう。
ただし、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(昭和三十五年法律第百四十五号)に規定する医薬品、医薬部外品及び再生医療等製品は、これを含まない

引用元:食品衛生法

 

法律なので小難しく書いてあって理解に苦しみますが、簡単にいえば「医薬品&医薬部外品以外の全飲食物は「食品」だよ」と言っているわけです。

図解するとこんな感じです。

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この記事のテーマである「サプリメント」も、口から体内に取りこむ飲食物ですから、食品衛生法でいうところの「食品」に当てはまるということが分かります。

Yoshio
ですが、「食品」といってもいろんな種類があります。

サプリメントの正しい理解(仮説)をするために、今度は「食品」を分解していきましょう。

「食品」は2つに分類できる

「食品」については、2009年9月1日に設立した消費者庁が、以下2種類に分類してくれています。

  • 「一般食品」
  • 「保健機能食品」

先ほどの図に付け加えておきましょう。

supplement

「一般食品」は生鮮食品・加工食品・添加物

一般食品の因数分解は、食品表示法という法律で整理されている分類に従い、次の3つに分類します。

  1. 生鮮食品
  2. 加工食品
  3. 添加物

図に付け加えておきます。

supplement

生鮮食品とは、その外見をパッと見ただけで原材料が何かわかる食品が当てはまります。

加工食品は、何かしらの加工により、外見を見ただけでは原材料が判別できない食品です。

この両者は微妙な違いなのですが、例えば、細かく切ってある豚肉と切ってない豚肉のどちらも、一見して豚肉であることがわかる状態であれば、生鮮食品であると考えます。

最後の添加物は、食品衛生法の第4条第2項で規定されていて、食品表示法でも同じ規定を引き継いでいるので、このブログでもそのまま引用します。

この法律で添加物とは、食品の製造の過程において又は食品の加工若しくは保存の目的で、食品に添加、混和、浸潤その他の方法によって使用する物をいう。

引用元:食品衛生法

Yoshio
「一般食品」に属する3分類は、一言で言えば、日常の食事で登場する食べ物のことですね。

「保健機能食品」とは?

では続いて、「保健機能食品」を分類していきましょう。

「保健機能食品」は明らかに人工的な言葉ですから、ちゃんと行政(消費者庁)によって定められています。

  1. 特定保健用食品
  2. 栄養機能食品
  3. 機能性表示食品
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それぞれの微妙な違いを理解するために、丁寧にみていきます。

特定保健用食品

消費者庁では、「特定保健用食品」を次のように説明しています。

特定保健用食品(条件付き特定保健用食品を含む。)は、食品の持つ特定の保健の用途を表示して販売される食品です。

ここでいう”特定の保健の用途”というのは、健康の維持と増進に役立つ用途のことで、”特定の保健の用途”に該当するかどうかは、以下がポイントになるようです。

  • 容易に測定可能な体調の指標の維持に適する又は改善に役立つ
  • 身体の生理機能、組織機能の良好な維持に適する又は改善に役立つ
  • 身体の状態を本人が自覚でき、一時的であって継続的、慢性的でない体調の変化の改善に役立つ
  • 疾病リスクの低減に資する(医学的、栄養学的に広く確立されているものに限る。)

 

上記のポイントをクリアして特定保健用食品として発売するためには、ひとつひとつの食品を行政が審査したうえで、消費者庁長官の許可もしくは認可を得ていく必要があるのです。

特定保健用食品として販売するためには、製品ごとに食品の有効性や安全性について審査を受け、表示について国の許可を受ける必要があります。

 

ここまでやってようやく、特定保健用食品のマークをつけることができるのです。

特定保健用食品及び条件付き特定保健用食品には、許可マークが付されています。

逆に考えれば、トクホのマークをつけていない食品や飲み物は、消費者庁長官の認可を得ていない食品ということです。

とはいえ、それがイコール嘘というわけではなく、審査には時間と労力がかかりますし、そもそも僕たちの税金が投入されますから、全ての食品に対して実施していくのも非現実という側面があるのでしょう。

そこで編み出されたのが、「栄養機能食品」と「機能性表示食品」です。

栄養機能食品

消費者庁の説明は次のとおり。

栄養成分(ビタミン・ミネラル)の補給のために利用される食品で、栄養成分の機能を表示するものをいいます。

栄養補給のために利用されるってことは、サプリ全部がここに該当するんじゃね?」と思ったかもしれません。

しかし、「栄養機能食品」でいうところの”栄養成分”は、以下にご紹介するミネラル5種とビタミン12種類だけと決められているのです。

  1. 亜鉛
  2. カルシウム
  3. マグネシウム

 

  1. ナイアシン
  2. パントテン酸
  3. ビオチン
  4. ビタミンA
  5. ビタミンB
  6. ビタミンB
  7. ビタミンB
  8. ビタミンB12
  9. ビタミンC
  10. ビタミンD
  11. ビタミンE
  12. 葉酸
Yoshio
なんとなく便利な定義のように思えましたが、かなり限定的な用途でしか使えず、新たに食品を販売しようとするメーカーにとっては、結局「特定保健用食品」の審査を突破しないといけない状況は変わらかったのです。

機能性表示食品

そこで、2015年4月にスタートしたのが「機能性表示食品」制度。

特定保健用食品のように審査を必要とせず、あくまで「メーカーの責任として販売するなら、登録だけでオッケーだよ」とハードルを下げた制度です。

受理さえしてもらえれば、「機能性表示食品」と銘打って販売することができるので、製造メーカーにとっては大助かりな制度なのです。

【外部リンク】機能性表示食品の届出情報データベース

Yoshio
利用者としては、消費者庁の審査や調査をクリアしたわけではなく、メーカー独自の根拠に基づいて受理されているだけなので、個人的に調べてから購入しても遅くないと思います。

結局、サプリメントってどこに該当するの?

さて、ここまでいろいろと調べてまいりましたが、「結局、サプリメントって何なのか解決してないよ?」というプレッシャーを感じてきました。

ここからは、一般的なサプリメントの認知度などを考慮したうえで、僕なりの見解(決め)を述べていきます。

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サプリメントは4つに当てはまる

結論から申し上げると、サプリメントは以下4つの定義に該当すると考えられます。

  • 加工食品
  • 特定保健用食品
  • 栄養機能食品
  • 機能性表示食品
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そして、中でもほとんどのサプリメントが「加工食品」になると考えられます。

というのも、「加工食品」以外の3つは、何かしらの定義づけや制度によって運営されている括りです。

一方で「加工食品」は、原材料が何なのかを外見から判別できない食品であればいいわけで、錠剤やパウダーになっているサプリメントは、そのほとんどが「加工食品」であると言えます。

そして、そんなたくさんの加工食品の中から、行政のルールに則って、一部は「特定保健用食品(トクホ)」や「機能性表示食品」の称号を手に入れているものがあらわれているという構造です。







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